みんなの就職活動 建築廃材:リサイクル促進の仕事

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テーマは「建築廃材」です。

 住宅を建設するためには大量の建築資材を必要とします。
住宅を一軒建設するために使われるセメントや木材を単純に計算すると、35tほどになります。
年間の住宅建設戸数は150万戸を下らないわけですから、全体の建築資材量は膨大です。
この量をわかりやすく説明すると、「すべての資材を10tトラックにのせて一列に並べると
地球一周分」ということになります。

 さて、これだけ膨大な建築資材を使って建てた住宅も、「建て替え」となると
そのほとんどが廃棄物になってしまいます。
「再資源化」とか「再利用」ということばをよく聞きますが、
実際はそう進んでいないのが現状です。
特に「再利用」とよく言いますが、再利用というのは簡単ではありませんし、
資材の再利用の安全性の確認など、たくさんの問題があるのです。
そうなると、「再資源化」に期待が行くわけですが、
こちらの方は住宅メーカーが中心になってかなり進んでいます。
 たとえば皆さんがよくご存知の「ミサワホーム」では、一般家庭から出る廃材を利用した
100%リサイクル材を開発しています。
建築現場や工場から排出される部材をパウダー状に加工し、
他にリサイクルした樹脂を配合してから成型したものです。
木そのものの質感を保ちながら腐らない、シロアリにもやられない、
くるわないという木よりも優れた特性をもっているといわれています。
メンテナンスも5年ごとに少し行うだけで、半永久的に長持ちするという
利点もあるとされています。
もちろん、これらの情報は現時点で考えられるという域のものもあるでしょうから、
その実際は5年、10年、15年と使ってみなければわからない部分もあるでしょう。
 しかし、リサイクル促進は、資材を排出する側である企業の責任であるという考え方からいっても
この試みの意義は大きいといえます。

「ゼロ・エミッション」とは「生産工程から排出される廃棄物を再資源化し、資源にならない廃棄物は
いっさい工場の外に排出しない」ようにすることです。 
これからのインテリアコーディネーターは、資材を排出する側のこのような取り組みを深く理解し、
エレメント等の選択に反映させていくという姿勢が大切になるでしょう。